ブディジェッジの公約や出身と経歴は?前職の市長を辞めなぜ戦地へ?

気になる人物

2020年の米国大統領選はどうなるのか?政治に疎い私でもかつて見たことのない強烈な印象のトランプさんの言動は品格において疑問を抱いていましたが、2期連続で共和党が勝利するのでしょうか?

野党である民主党の大統領候補として、全くの無名のピート・ブティジェッジが出馬表明すると、メディアで「スマートで落ち着いている」と討論会などでの冷静沈着なやりとりからトランプさんと比較して評価され、あっという間に注目が集まりました。

舌を噛みそうな名字「ブティジェッジ」なんですが、ネイティブでも読みにくいつづりなんだそう。ファミリーの出身はどこなのでしょうか?そして公約や経歴も気になります。

前職はアメリカ中西部のインディアナ州にある小都市の市長だったのですが、市長を休職してアフガニスタンへの出兵を志願し、その後また市長に再選されています。ポリシーも気になりますし彼のパートナーのご主人も気になります。

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経歴が凄い!ハーバード大にオックスフォード大学院!

彼の学歴を知り「スマートで落ち着いている」も頷けます。ハーバード大学を卒業しただけでも凄いことなのですが、英国オックスフォード大学院では世界一難しいと言われる「ローズ奨学金」を受けていることから、その頭の良さは何よりの証拠といえましょう。 奨学生の選別に以下の4つの基準が示されていた。

セシル・ローズの遺言にて、奨学生の選別に以下の4つの基準が示されていた。

・執筆した論文や学校での成績
・スポーツ選手のように、ある一点に集中して才能を発揮できるエネルギー
・真実、勇気、義務への執着、弱者への同情と保護、やさしさ、無欲さ、友情
・道徳を重んじ、周囲の人間に興味を持っていること

引用:ウィキペディア

単に頭がいいだけでは貰えない奨学制度なんですね。次代を担うリーダーとしての資質が求められるんですね。なんでも米国ではローズ奨学生になると卒業後は社会的な地位が保証され、さまざまチャンスが舞い込むようになるそうです。

2020年米国大統領選挙候補者の中で、ピート・ブティジェッジは最年少の38歳。彼のプロフィールについて紹介します。

  • 本名:Peter Paul Montgomery Buttigieg(ピート・ブティジェッジ)
  • 生誕:1982年1月19日
  • 出身:インディアナ州サウスベンド市
  • 大学:ハーバード大学、歴史・文学
       オックスフォード大学院(ローズ奨学生)哲学・政治学・経済学
  • 経歴:2012年1月、29歳でインディアナ州サウスベンド市長に就任

出身は…マルタ島からの移民二世

ピート・ブティジェッジの父親はマルタ島からの移民です。マルタ島はイタリアのシチリア島から90キロほど南に位置する地中海に浮かぶ島国「マルタ共和国」。

これだけ聞くとなにか貧しい難民のような響きを連想するかも知れませんが、お父さんはインディアナ州サウスベンド近郊にあるノートルダム大学の教授で文学者のジョセフ・ブティジェッジ。2019年1月に癌で他界しています。

母親のジェニファー・モンゴメリーも同じくノートルダム大学の教授で言語学を教えています。ご両親ともに学者さんなんですね。二人はニューメキシコ州立大学に勤めている時に知り合い結婚しています。

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8ヶ国語を操るマルチリンガル!

お母さんが言語学者ということが影響してか話せる言語が8つも!

  • 英語
  • フランス語
  • アラビア語
  • スペイン語
  • ペルシャ語
  • イタリア語
  • ダリー語
  • ノルウェー語
Watch Mayor Pete Buttigieg speak many languages

どの言語も流暢に話しているようですね。バイリンガルでも難しいのに、マルチリンガルとなるとどういう憶え方をしているのかとても凡人の私には理解できません。笑

マッキンゼーでは「神童」の異名も!が、サウスベンド市長に

2007年にピート・ブティジェッジは最優等(first-class honours)の成績を収め、オックスフォード大学院を卒業。世界的なコンサルティング会社のマッキンゼー&カンパニーに就職しています。

マッキンゼーといえば年収1000万超えは当たり前の会社で、マネージャークラスとなれば年収は億を超える人もいるそうです。

それだけの頭脳がなければ勤められない仕事なんでしょうが、多くの社員はこれを足がかりに投資顧問会社に移籍したり、独立しビジネスの一線で活躍するエリートたちの集まり。そのなかでもピート・ブティジェッジは「神童」と異名がつくほどの切れ者だったようです。

当然、彼もいずれはビジネスの世界で頭角を現すかと思いきや、わずか3年ほどで退職。2011年11月に地元インディアナ州サウスベンドの市長に当選し、2012年1月に市長に就任します。このとき29歳。

ラストベルトを蘇らせた神童!

サウスベンド市を含むアメリカ中西部一帯は、製造業や重工業を中心で経済が成り立っていた地域であったが、それは昔の話。2017年代の不況と製造業の国外移転でこの地域の経済は衰退してしまった。

ピート・ブティジェッジはラストベルト(Rust=錆び)もはや「錆びてしまった工場や機械の並ぶ地帯」にある地元サウスベンド市を蘇らせることを天命として市長に就任し、見事に経済復興を実現させることに成功しています。

地元愛が強かったのだと思います。マッキンゼー&カンパニーで神童とまで呼ばれたコンサルティングの知識が地元の経済復興に役立ったんですね。

サウスベンド市長を辞め大統領選への出馬を表明後も、市民からはピート市長(Mayer Pete)として親しまれているそうです。

市長を休職しアフガニスタンへ出兵

ピート・ブティジェッジは市長に就任して2年後の2014年、今も紛争が続くアフガニスタンへ海軍予備軍として7ヶ月従軍しています。国民としての義務と感じてのことでしょうが、アメリカ国民にとって愛国者という意味でも強みなのかも知れません。

一方、共和党の大統領候補ドナルド・トランプはベトナム戦争の徴兵を不動産会社を経営する父親のコネを使って、兵役を免れていることは有名なはなし。そういう意味でも有利に働くのかも知れません。

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公約や政治信条は?

「スマートで落ち着いている」「論理的なアプローチが良いし彼には国を結束させる能力があると思う。ケネディを想起させるところがある」などなど、どんな質問をされても即座に真正面から実直に答える政治家としての資質が評価されているようです。

ピート・ブディジェッジのスピーチはわかりやすく「大事なのは、フリーダム(自由)/セキュリティ(安全)/デモクラシー(民主主義)、の三つです。歴史の新しいページを開きましょう。」と「民主的な資本主義」を標ぼうしています。そして次の公約を掲げています。

  • 最低賃金を時給15ドルに引き上げ。
  • 2000ドル以上の児童手当。
  • 低所得者や高齢者向けの公的健康保険(メディケア)を拡大し、希望する国民がだれでも加入できるようにする。
  • 学生ローンの返済に上限を設ける。
  • 労働組合の権限拡大。
  • 大統領選の制度を改革し、単純に得票が多い候補者を当選とする仕組みにする。(エレクトラル・カレッジ制度の廃止

「アメリカ・ファースト」とか「アメリカをもう一度偉大に」とか古き良きアメリカを懐かしむようなスローガンは2016年当初は耳障りが良かったのでしょうが、ピート・ブディジェッジの公約はより現実的な問題に焦点を当てているのでしょう。

2期めの選挙でオープンリー・ゲイを公表

アフガニスタンから戻り、2015年6月、2回めの市長選のとき自身がゲイであることを地元紙「サウスベンド・トリビューン」で公表しました。これには多くの葛藤があったと思います。

性的指向や性同一性の隠匿しない生き方をオープンリー・ゲイ(openly gay)と呼ぶそうで、その反対がクローゼット(closeted) オープンリー・ゲイでネット検索するとブティジェッジが出てくるほどになっています。それだけ衝撃的だったのですね。

ラストベルトは、ドナルド・トランプを大統領にした地とも言われ、共和党が優勢な地域。インディアナ州はものすごく保守的な州で、宗教も保守系のカトリックが多く、同性愛者に対する差別もあからさま。

落選するかもしれないという覚悟で公表したのですが、選挙結果は80%の得票率で再選されています。サウスベンドの経済を立て直した功績と誠実な人柄が勝ったんだと思います。

マッチングアプリで結婚!

サウスベンド市長2期目の2018年6月に、ピート・ブティジェッジはシカゴで高校教師をするチャスティン・グリーズマンさんと同性婚したことを明かしました。

一年後の結婚記念日のツイッター投稿のようです。「一年前、私は生涯愛することのできる人と結婚した。チャスティンに巡り会えたことはとても幸運。これからの人生をともに歩むことを一秒たりとも無駄にしたくない」意訳ですがだいたいこんな意味かな?

2015年の2回めの市長選でゲイであることを公表してから、ピート・ブティジェッジは婚活をはじめたのですが、愛のキューピッドはなんとマッチングアプリ!

マッチングアプリで犯罪に巻き込まれたりとか余り良い評判は聞かないのですが、彼が使ったマッチングアプリは「ヒンジ(Hinge)」。安全過ぎるアプリといわて今までのものとは異なるマッチングアプローチをしているそうです。

アプリHingeとは?

よくあるマッチングアプリは、自分の年齢・好み・趣味・性別など条件を登録して、同じ地域など自分の周りにいるマッチングメイトを探すというアプローチですが、これですとセクハラめいたメッセージなど受けることも度々。

Hingeではこれを解消するために出会いのアプローチをFacebook上にいる自分の友達の友達の中から適切な相手を検出してしてくれる仕組みになっており、毎日5~20人紹介してくれるもの。

友達の友達までならかなり安全に使えそうです。「あなたの友達と実はいま付き合ってるの…」「ホント!彼いい人よ…」とかアドバイスも貰えそうですからあまりにもかけ離れた関係にもならないんだと思います。

操作方法は、いいね or パスのように選択し、マッチング成立後は、相手とチャットが開始できるのでそこから関係を深めていくというもの。

下の写真を見てのとおり、Hingeは特に同性婚専用のマッチングアプリではないのですが、ブティジェッジがHingeで結婚したことが話題になりゲイの利用者のが3倍に膨れ上がったといいます。

画像:https://www.brides.com/story/hinge-power-couple-gifts

あいにく利用できるのはアメリカの主要都市のみのようです。世界展開にはまだまだ開発の余地があるのかも知れませんね。ファイスブックも個人情報漏洩とかセキュリティ面での問題もありますし。

まとめ

2020年のアメリカ大統領選の民主党の候補選で出馬までは、全くの無名であったのサウスベンド市長ピート・ブティジェッジ。ひょっとしたら本当に民主党の大統領候補に選ばれるかも知れません。

  • インディアナ州サウスベンド市が出身の38歳
  • 父親はマルタ共和国からの移民で文学者でノートルダム大学の教授(2019年他界)
  • 母親も言語学者でノートルダム大学の教授。
  • ハーバード大卒、歴史・文学
    オックスフォード大学院(ローズ奨学生)哲学・政治学・経済学
  • 8カ国語を話すマルチリンガル
  • 世界的なコンサルタント会社、マッキンゼー&カンパニーに就職「神童」と呼ばれる
  • マッキンゼーを3年で退職し出身のサウスベンド市長選に出馬、2012年1月に29歳で就任
  • ラストベルトの一都市であるサウスベンドの経済を立て直すことに成功。
  • 市長1期目の途中で休職し、アフガニスタンへ海軍予備軍として7ヶ月駐留。
  • 2015年の2期目のサウスベンド市長選では自らを同性愛者と公言するも、2期目の当選を果たす。
  • 2016年マッチングアプリ「hinge」で探したシカゴの高校教師と同性婚をする。

これからどうなるか見ものです。彼が大統領になったら世界が少しでも変わるような期待を込めて…最後までご覧いただき有難うございます。

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