大麻で逮捕のスノボ国母「チッ、反省してまーす」やっぱり反省してなかった!?平野歩夢が可哀想と…

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画像:https://www.redbull.com/jp

スノーボードの元五輪代表の国母和宏さんが、2019年11月6日午前に大麻取締法違反の疑いで逮捕されました。なんでもアメリカから国際郵便で大麻を送り日本に密輸した疑いということです。

なんともまぁ安易な手口で捕まったって感じなのが私の印象。郵便で普通に送れば普通にバレるのは歴然なのに。ひょっとして誰かの罠?ならわからないでもないですが…本当でしたら今回ばかりは「チッ、反省しています」とは言えないですよね。

現在はプロスノーボーダーとして米国カリフォルニアを拠点として在住しており、また指導者として「全日本スキー連盟」の役員としてスノーボー技術コーチとして後輩の指導をする身なんです。

現役の平野歩夢くんからも「尊敬している」と公言している日本人スノーボーダーとしては偉大な人なんですよね。今後、実際に疑いどおり有罪となると全日本スキー連盟からは除名は確実。平野歩夢くんが可哀想です。

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「チッ、うっせーよ」「反省してまーす」

2010年2月に五輪ハーフパイプ代表としてバンクーバーへ向かう成田空港で、トレッドヘアーに鼻ピアス、サングラス姿の国母和宏は特に目立ってました。しかも日本選手団の服装なのですが腰パンにシャツは裾出し、ブレザーのボタンは開けっ放し。これに対し本人はこうコメントしてました。

「結果よりも内容。(滑りを見て)格好いいと思ってもらえればいい。最近のスノーボードはすげぇダセえから」

引用元:wikipedia

この様子をテレビ報道でみた視聴者から激しいバッシングが殺到したため試合前に緊急の謝罪会見があったのですがそのとき捨て台詞があの有名な「チッ、うっせーよ」「反省してまーす」

世界のスノーボーダーが集まるX Gamesを見ればスノボ自体がファッション性の高いスポーツであることは歴然ですし、私個人の感覚なんですが国の代表といった意識よりも、国なんて関係なく個々のスノーボーダーを応援する競技なんだと感じています。

五輪だから国の代表は当たり前なんですが、ファッションハイエンドなスポーツだから「スノーボードの選手だからねー」で暖かく見守っていても良かったんじゃないかな?と感じています。

帰国後のコメントでは「最後まで応援してくれた人に感謝してます」「スノーボード界の流れはこれで確実にいい方にいくと思う」としています。若い世代は同じように不謹慎とは感じてなかったんだと思います。

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国母和弘は父親が作ったスノーボ―ドを4歳から始める

国母和宏さんは1988年8月生まれの35歳。プライベートでは3つ年上の日本人の奥さんと2人(3人?)のお子さんと北海道で生活しています。ただ国母さん自身は海外での仕事がほとんどなので北海道で家族と過ごすのは2ヶ月程度。

プロスノーボーダーとしての仕事は崖などがある難関な雪山をいろいろな技で滑降する動画。活動の拠点は米国・カリフォルニアですが、世界各国の雪山を滑っては映像に収め夏場は南半球のニュージーランドで撮影もしたりするそうです。

毎回3分か4分の動画なのですが「命がけでやってもなかなか満足のいくものができない」というほど危険な仕事。それでも続ける理由は「スノーボードが無くなったら彼が彼でなくなる」と、奥さんが国母さんのことをテレビの取材で語っていました。

夏は北半球のニュージーランドや日本で家族と暮らせるのは2ヶ月程度とのこと。滞在するのは雪山を様々な技で滑降する動画に出演したりファンを魅了しています。で生活しています。

冬季五輪は2006年のトリノ大会と2010年のバンクーバー大会と2回出場。史上最年少の11歳でプロ試験に合格しています。2人のお子さんの詳細な情報はわかりませんが「スノボ馬鹿(失礼…)」の国母さんですからお子さんにもスノボを教えているのかも知れませんね。

そして12歳にはスノーボードの世界的なメーカーであるバートン・スノーボードとプロ契約をしています。因みにその記録を塗り替えたのが現役の平野歩夢くんです。平野くんはなんと10歳でプロ契約をバートンと結んでいます。

2人とも4歳からスノーボードを始めたのですが、国母さんが4歳のころは子供用のスノーボードが無かった時代で、お父さんがスキー板で作ったスノーボードを使っていたそうです。大変な時代だったようです。

その十年後に平野君がスノーボードを4歳で始めます。そのころには子供用のスノーボードも市販されだし環境が整ってきたんですね。

数々の功績!まさに天才スノーボーダー!

プロになったころには国内では右にでるものはいないというほどスノボ大会を総なめ、国母和弘をしらない者はいない程にまでになっていました。そして高校生の頃には世界を舞台にし数々の大会で優勝や上位入賞を繰り返す注目の存在になりました。

USオープン日本人初優勝

国母さんは2010年にハーフパイプ競技としてはアメリカで最も歴史のあるUSオープンで日本人初の優勝を果たしています。そして2011年も優勝と2連覇を果たしています。

2010年といえばバンクーバー五輪の有った年、バンクーバーでは8位入賞とメダルこそ逃したもの実力は世界トップクラスの存在であることは誰もが認める存在となりました。

2016年、日本人初の年間最優秀賞を受賞

海外はカリフォルニアを拠点としてプロスノーボーダーとして活躍しているため国母和弘さん。2016年にはアメリカの人気スノーボ―ド雑誌「Snowboader Magazine」の「トランスワールド賞」で、日本人初の最優秀ビデオ賞(Video Part of The Year)を受賞しています。

この賞はまさにプロとしての技を極めたスノーボーダーがスノボの魅力を余す事なく披露するビデオを年間を通して披露した者に与えられる賞。その美しく華麗でダイナミックな滑りはまさに演技と言っても過言ではないでしょう!その時の画像がこれです!

2016 Men's Video Part of the Year: Kazuhiro Kokubo – TransWorld SNOWboarding Riders' Poll 18

競技としてのスノーボードはハーフパイプとかジャンプのイメージですが、これはまさに命がけ!「えー!こんなところを何で滑降できるの!」っていうくらいの離れ業。いやー「チッ尊敬します」と視聴者がYouTubeでコメントしてました(笑)

2018年にはまたしても!2冠を獲得!

そして2018年のトランスワールド賞では、最優秀ライダー賞(Men’s Rider of the Year)とムービー賞(Movie of The Year)の2冠を達成しています。その時の受賞式の様子がこの動画です。

Kazuhiro Kokubo: Men’s Rider of the Year —TransWorld Snowboarding Riders’ Poll 20

今はトレッドヘアじゃないのかな?雰囲気も落ち着いた感じになってますね。2児パパですからね(笑)でも悪童ぶりは健在!?映像系のスノーボードの世界ってやはりファッション性が高く、そのためには映像を観てわかるように、死と向かいあわせの離れ業を追求する世界。

本場アメリカあたりでは多くのプロ・スノーボーダーが恐怖や緊張から自らを開放させるため、日本では違法とされている大麻を使う場合もありうると感じました。そういう世界なんだなと・・・

ムービー賞(Movie of The Year)はアカデミー賞と同じく優れたスノーボード映像作品に贈られる賞。受賞した作品は「Kamikazu」日本語では「神風」としてDVD販売されています。

以下はその受賞式のものです。国母さん自身が監督した作品ということで受賞しています。映像でのライダー選出や撮影スポット選びなど監督として様々な作業をこなし大変な作業だったと思います。

Kamikazu: Movie of the Year – TransWorld Snowboarding Riders’ Poll 20

気がついたんですけど、プロ・スノーボーダーのことをライダーっていうんですね。プロ・スノーボーダーの世界には、XゲームやUSオープンなどの「競技」を専門にするプロと「映像」を専門に生計を立てるプロに分かれるのですが、国母さんの場合は2012-13のシーズンを最後に「映像」系のライダーとして活躍しています。

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まとめ

五輪大会での服装の乱れが原因で「チッ、うっせーよ」「反省してまーす」で大バッシングを受けたプロ・スノーボ―ダーの国母和弘さん。今回大麻密輸の疑いで逮捕されましたが今のところ取り調べ中のため詳細が明らかになるのはもう少し先のようです。

スノーボ―ダーとしての国母和弘さんを見る限り、偉大なスノーボーダーであることがあらためて実感しました。今後も華麗な演技でひやひや楽しませてくれることを願っています。

最後までご覧いただき有難うございます。

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