河井克行法相が2019年10月、就任から1ヶ月余りで辞任しましたね。いやー早かった!辞任理由は公職選挙法違反の疑いが嫁の河井案里参院議員にかけられ、自身の参院選挙で贈答品を配っていたのでは?と疑惑が浮上したため。
大騒ぎになる前に早めの退陣で安倍政権への批判をかわす早めの火消し辞任なんでしょうかね?それはともかく、火種となったのは嫁の河井案里議員が自身の参院選で運動員に公職選挙法の上限を超える報酬を支払っていたという疑惑。
なんでも理由は選挙運動員(選挙カーで声を張り上げるうぐいす嬢)の確保が目的で「運動員の違法買収問題」とも言われちゃっています。そんなところから河井案里議員がニュースで大きく取り上げられましたね。ご本人をみるとチャーミングなかたなんですが・・・若い頃はかわいかった?なんて疑問も・・・
河井案里議員の経歴や学歴、子供はいるの?など調べてみました!
河井案里議員の経歴や学歴は?
本名は河井案里なんですね。政治家としては「あんり」と投票しやすいように平仮名としています。1973年9月生まれの51歳です。
- 出身:宮崎県延岡市
- 学歴:宮崎大宮高等学校(県立)
慶応義塾大学 総合政策学部
慶応義塾大学院 政策・メディア研究科修士 - 前職:科学技術振興機構 職員
広島文化短期大学非常勤講師
広島県議会議員 - 所属派閥:自民党・二階派
河井案里さんは宮崎生まれの宮崎育ち。幼稚園から中学までは宮崎大学の付属学校に通い、大学は慶応義塾で大学院まで進まれています。専攻は政治政策関連で、大学院では「政策と民営化・民間活力の導入」という研究をされていました。
大学進学といえば18歳。このころから政治家をめざすとは…親が宮崎で議員さんであれば二世議員になるべく進学したのかな?調べてみるとご両親が政治家という情報はどこにもありません。
ということは高校時代から政治や政策に興味を持ち将来はその道に従事することを目指していたのでしょう。ですが大学院卒業後の就職先は文部科学省所管で国立の科学技術振興機構というところで、科学技術研究の産業化をサポートする職務についています。
大学院までいき政治・政策を学んでいたのですから、てっきり経産省とかの中央省庁でキャリアを積んで政治家というのが流れかと思うのですが…なぜ?って感じですよね。
河井案里 結婚を機に念願の政治家に転身
2001年に河井案里さんは28歳で、広島出身で慶応義塾出身の政治家、河井克行さんと結婚しています。ご主人の河井克之さんは1963年3月生まれの61歳。学年でいうと11歳年上です。
馴れ初めはよく分かりませんが同じ慶応義塾出身とうことでなにか接点があったのでしょうね。結婚して2年後の2003年には広島県議会議員に初当選しています。やはり政治家への転身は夫である河井克行さんの後押しだったのではないでしょうか・
河井克行さんもかつては広島県議会議員で政治家へのスタートを切り、その後、衆議院議員と国政に携わっています。河井案里さんの広島県議会議員のキャリアは2003年から参議院議員になる2019年の4期13年を務めています。
4期で13年と中途半端な?というのも2009年に広島知事選に出馬し県議員を自動失職しているためす。広島県知事には当選しませんでしたが、2011年の県議員選で再選されています。
河井案里に子供は?
ご主人の河井克行さんと結婚したのが2001年ですので、いるとすれ大きなお子さんがいてもおかしくはないのですが、河井案里さんの公式HPで家族は、夫(河井克行)とだけ紹介しているのでお子さんはいらっしゃらないというのが正しいようです。
結婚して2年後に県議会議員として忙しく活動されており、その後の知事選での落選で数年のブランクはあるものの、すぐに再選でいままで議員を続けておらています。
河井案里さんは、政治家・河井克行さんと結婚し、自分も政治の世界で夫とともに人生を歩む決断だったのかも。結婚生活に子供の選択肢はなかったのかも知れませんね。
河井案里の若い頃がかわいい!
下の写真中学時代の写真ですが、ネットで河井案里と検索するとかわいいとでてくるのも頷けますね!
写真の背景はどこやら海外はヨーロッパのような。家族旅行?幼稚園から中学までは宮崎大学の付属学校に通っているところも鑑みると、厳格な家庭に育っただけではなく、経済的にも豊かだったのではないでしょうか。
こちらは宮崎県立宮崎大宮高校の時の写真です。なんでも生徒会役員をしていたそうで、根っからの政治家気質なんでしょうね(笑)高校時代は「コートとマフラー着用の自由化運動」という運動で学校と戦っていたとか・・・
案里議員に公選法の違反はあったのか?
2019年7月の参議院選で初出馬、初当選した河井案里議員。選挙活動の「うぐいす嬢(車上運動員)」に支払う手当の日当上限は1万5千円であるが、倍の3万円を支払っていたという疑いが持たれています。
実際このようなことは珍しくないようで「運動員の違法買収」とも言われています。事情としては「一日中選挙カーで声を張り上げて、日当1万5千円では割に合わない」と運動員の引き受け手が確保しにくい状況があり「多く受け取るのは、昔から公然の秘密」という話もあるようです。
さらに自身の参院選公示前の同年3月に行われた広島県議選で県議立候補者に「当選祝い」や「激励」の名目で50万円ほどの現金を白封筒に包み持参したとの証言までも出てきました。これが参院選での支援を期待した行為だと騒がれることに。
選挙区の有権者や選挙区内の人に現金を贈る行為は、公職選挙法が禁じる「買収」の申し込み(当選するためにお金で票を買収)や「寄付」に当たると指摘されています。ただこの行為は案里議員の参院選期間でのことではないので事務所側は「公選法に抵触することは一切していない」とコメントしています。
ただ3月の県議選の時点で案里議員は、参院選広島選挙区の候補者として党の公認を得ており、検察はこうした行為は公選法が禁じる買収の申し込みや寄付行為に当たる可能性があるとしたいようです。
ついに地検が動いた!
公職選挙法違反の疑惑浮上から2か月半後の2020年1月15日。広島市内にある河井夫妻の各事務所などの捜索がついに始まりました。
うぐいす嬢への日当疑惑のほかに、昨年末には参院選で案里陣営として選挙運動をした男性会社員の銀行口座に、案里議員が支部長を務める自民党支部の名義で約80万円が入金されたという疑いまでも浮上し、地元の市民団体などが同法違反容疑で夫妻らに対する告発状を出していたことによるもの。
河井克行氏が法相を辞任した時点で河井夫妻は「事実関係の把握に努め、説明責任を果たしたい」としたものの公の場からは姿を消しており、案里議員においては「適応障害のため約1か月の療養が必要」とする診断書を提出し、国会を欠席しています。
どういった力が及んでいるのかは不明ですが、もっと悪いコトしている政治家さんはいっぱいいるような気がするのですがね。でも日本は法治国家、違反は違反です。見つかれば言い逃れはできないのが現実です。
ただ選挙だけでなく、私達の実生活でもグレーのままのほうがことがうまく進む現実があったりしますけど…?
河井案里の参院当選は取り消しに!?・・・
「運動員の違法買収問題」が本当であれば公職選挙法違反で参議院議員の当選は取り消されることになります。いまのところこれについて、ご本人からは以下のコメントが発表されています。
県民の皆さまに政策をご説明するために広島県内をくまなく2500か所の演説をさせていただきました。その間、私自身が自分の選挙事務所に立ち寄ることもなかなかできなかったため、事務所運営や事務は、法令遵守の方針のもと、信頼できるスタッフの皆さまにお願いしてまいったところです。
引用元:産経新聞ニュース
当時の選挙事務所では、ご主人の河井克行さんの秘書が取り仕切っていたとかで、直接の指示は彼女の知らないとこれで起こっていたかも知れませんね。そこでご主人の河井克行氏は事態が大きくなり安倍内閣に迷惑をかける前に法務大臣を突然辞任。
今回の参議院選は岸田派の最高顧問でもある溝手顕正さんが6期めの当選が確実となっていたところへ、突然、党本部は定員2議席を自民で狙うために河井案里さんを擁立立候補。自民党の広島県連は票が割れることを懸念し猛反発したのだが、結果そのとおりになり溝手顕正さんは落選となってしまっています。
疑惑の出どころは?案里議員が失職すると…
穿ったものの見方をすれば、疑惑の出所はこんなところから?政治ってドロドロしてますよね。実際、公職選挙法違反が認められると河井案里議員は失職し、参院選挙開票日から3ヶ月以内に失職であれば、溝手顕正さんは繰り上げ当選となります。
自民党の広島県支部では、河井案里議員の当選を忌々しく思う党員や支援者が多いはず。おそらくこのような疑惑の噂は地元では早くから囁かれていたのだと思います。
ただ、この疑惑が公になりご主人の河井克行氏が法務大臣を辞任したのは3ヶ月を超えた時点なので、河井案里議員が失職または辞任した場合は、繰り上げ当選ではなく補欠選挙が行われことになります。
補欠選挙日は決まっていて、3月15日までに辞任(失職)した場合は4月26日が補欠選挙となりますが、同日、静岡県の参院補欠選挙が決まっているので、自民党は避けるのではないかともいわれています。3月16日以降の辞任(失職)なら補欠選挙は10月25日と決まってます。
ただ10月ともなると参議院解散もあり得るので、公職選挙法違反の疑惑が決着しない限り辞任はしないのではないかとの見方もあるようです。
追記:3月3日、広島地検は案里氏と夫の克行氏の各秘書や陣営幹部ら3人を公職選挙法違反(買収)の疑いで逮捕しました。ほぼ買収を認めているといいます。
このことで例え案里氏が「知らなかった」であれ司法判断で「連座制」が適用されれば、候補者本人がかかわっていなくても、候補者と一定の関係にある者が買収などの違反をすれば当選が無効となり、同一選挙区から5年間立候補できなくなります。
また、案里氏自身が公職選挙法違反と確定した場合は、公民権(選挙権や立候補権)が5年間停止されるので、河井案里さんは直ちに参議員を失職し、5年の刑に服することになります。
追記:3月25日、今回の一連の公選法違反は「秘書が勝手にやったこと…」ではなく、逮捕された案里氏の公設秘書の供述で「ご主人の克行氏が主導した」との趣旨が明らかに。
これが事実であると確定となれば克行氏は完全にアウト。公選法違反となります。案里氏に関しては選挙の運営は「河井ルール」という言葉があるくらいで、すべて克行氏と秘書らに任せっきりで本当に「知らなかった」のかも知れませんね。
案里氏「夫に従ったから…とんだとばっちり!」??
追記:4月3日、中国新聞の取材によると、広島県議の7人のうち4人は克行氏、3人は案里氏が事務所などに現金入りの封筒を持って来たと証言しているそうです。そのうち県議1人は現金を受け取ったとのこと。あんり氏の「知らなかった」は危ういものになりそうです。
私見ですが、案里さんはご主人である克行氏から「俺の言うとおりにしていればいい」と駒扱いにされていたのかな…と考えていたのですが、克行氏も党本部に操られていた一つの駒だったんだろうと。
(2020年6月18日追記)ついに検察当局は河井夫妻を公職選挙法違反の疑いで逮捕しましたが、週間文春の6月25日号(6月18日発行)で、案里氏は「私は裁判で勝てます」「もらい事故って感じですよ」などと胸中を語っています。
やはりご主人による「河井ルール」に従ったがために「とんだとばっちり」を受けたと内心感じているのでは…?私自身、彼女は政治家によくある利権に走るタイプではないと思っているので、これで政治家生命が断たれないか危惧しています。
案里さんの人生を考えるとき、もしお二人が有罪になったとしたら、ご夫婦の絆はどうなるんだろうと、ちょっと心配です。
そもそも1億5千万円という巨額の選挙活動費が自民党本部から支払われていることを考えれば、これは安倍首相か二階幹事長などの党幹部の判断。この事件の噂が発覚した時点で早々に克行氏が法相辞任したのは、党幹部から「しっぽ切り」のアウト宣告なんだと…
百日裁判…55回続く公判の結果は?
2020年8月25日。逮捕された河井夫妻の「百日裁判」公判が始まりました。100日以内の判決言い渡しを目指すという「百日裁判」は12月18日までに計55回の公判が続く予定で、判決言い渡しは翌年にずれ込むようです。
6月18日に逮捕されてから2度に亘る保釈請求は却下され、初回公判時は2ヶ月以上も身柄を東京拘置所に勾留されていることになり、この間どんな生活を送られていたのでしょうか?また精神状態も気になるところです。
追記:その後10月27日に5度目の保釈請求が認められ1200万円の保釈金を納付し案里さんは保釈されました。
百日裁判で審理される起訴内容は、夫である克行被告が19年3月~8月、100人に票の取りまとめなどを依頼して計2901万円を渡し、うち5人については案里被告と共謀して計170万円を渡した疑いとなっています。
11月17日に行われた案里氏への被告人質問では
これに対し、克行被告は「陣中見舞いや党勢拡大のためだった」などと買収目的を否定。案里被告も「違法なことをした覚えはない」と主張。両被告とも無罪を主張するとしています。
「主人のご無礼を許してください…」と泣き出す案里被告
10月13日に行われた後半で検察側証人として出廷した海徳裕志・広島市議。2回に亘り現金計50万円を受け取ったことを証言。海徳議員はそのときのやり取りを録音していて、法廷で再生されたのが次のような内容。
克行議員は「克行は嫌いかもしれんけど、案里はかわいがってくださいよ。助けてくださいよ」と笑いながら話していた。
引用:朝日新聞2020年10月14日朝刊より
なぜ録音したかの理由について、海徳氏は克行議員から「過去に恫喝されたから」と保身のためだと説明。このあと、案里さんは「主人のご無礼を許してください」と泣き崩れる一面があったといいます。
河井克行被告について地元では素行も含め評判はかなり悪かったといいますが、遂に案里さんも夫のやり方やそれに従った行動に反省をにじませている様にうかがえます。
11月17日、東京地裁で案里さんへの被告人質問が行われました。そこで地元議員らへ現金配布について克行議員から「知らない方がいい」と言われ、「間違った金と思った」と涙ながらに述べ、夫の克行議員との共謀を否定しました。
また案里さん自らが地元議員らに渡した現金は「当選祝い」であり無罪を主張。こうした現金は自らのポケットマネーからの支出で「自分が受け取ったお祝いや生活費をためておく中から使った」と党からの選挙支援金ではないと説明しています。
私が思うに、案里さん自身は純粋に議員としての使命を全うしていただけなんだと思います。そんな悪党ではないと…政治の世界の裏事情なんて全く知らず、夫である克行氏から「あんたは知らない方がいい」と言われ、それに従っただけなんだと…可哀想でなりません。
票集めの買収でばら撒かれた現金は3000万円超といわれており、なぜこんなにも巨額のお金が使われたのか?それは克行氏の案里さんに対する途方もなく強い愛情の結果だったと思います。度が過ぎたんだと…。
懲役1年4月…前代未聞の悪質な犯行だ!
2021年1月21日、東京地裁で判決が言い渡されました。検察側は最終的に論告で、前代未聞の悪質な犯行として、懲役1年6か月を求刑。これに対し「懲役1年4月・執行猶予5年」という判決でした。
「執行猶予5年」というのは、「実刑ギリギリの執行猶予」を意味するそうですが、はたしてご本人は名誉のため、控訴するのか?
この有罪判決に「納得しかねる」としつつも、控訴期限の切れる1日前の2月3日に「これ以上争いを長引かせ、混乱を生じせしめることも本意ではない」と控訴見送りを表明し、案里議員は参院議員辞職願を提出し、参院本会議で許可されました。
ご主人の克行さんの公職選挙法違反(買収)は認められたため確実に有罪判決になるでしょうから、いずれにせよ連座制の適用により失職は間違いなかったのですが…これで懲役1年4カ月執行猶予5年の判決と公民権停止5年が確定します。
今後は政治の世界から離れ、第二の人生を歩まれるのか…大切にして欲しいものです。
まとめ
河井案里さんについて、経歴や学歴、そして家族や子供などを調べてみました。いまもお綺麗ですが若い頃もやっぱりかわいかったですね!
- 河井案里さんは、宮崎県延岡市に生まれ高校まで宮崎で育つ
- 幼稚園~中学校までは宮崎大学付属に通う
- 高校は、県立宮崎大宮高等学校
- 大学・大学院は慶応義塾大学で学ぶ専攻は、政治関連
- 2001年28歳で政治家の河井克行と結婚。子供はいないようだ。
- 2003年から政治家に転身、広島県議会議員に初当選
- 2019年7月 広島県選挙区にて参議院議員に初当選
✔ だが・・参院選挙で公職選選挙法違反の疑惑が浮上
✔ そのうえ、夫にも疑いが浮上し法務大臣を辞任・・・
今後、河井夫妻の公選法違反疑惑の結末どうなるのか注視していこうと思います。最後までご覧いただきありがとうございます。
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